『アルプス席の母』を読んで。中学受験とスポーツ、泥臭い毎日が愛おしくなる理由

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この記事は、現在進行形で中学受験とスポーツの全国大会という「二足のわらじ」を履く息子たちを支える私が、小説『アルプス席の母』を読んで流した涙と、そこから見つけた光についてお伝えするものです。

「女の子のお母さんになりたかった」その一行に足を止めて

本屋でこの本を手にとったとき、その一言に、心臓がギュッとなりました。

本当は女の子のお母さんになりたかった。

私自身、男の子二人の母親です。
毎日泥だらけの練習着を洗い、食卓には茶色いおかずが並び、家中を飛び交う大きな声……。

ふとした瞬間に「もし女の子のお母さんだったら、もっと穏やかな日常があったのかな」
なんて、よぎってしまう。

そんな私の心の奥底を見透かされたような気がして、一気に物語に引き込まれました。

1ページずつ噛み締めた「2周目」の理由

1回目は、物語の勢いに押されて一気読み。
でも、読み終わったあとに込み上げる感情が多すぎて、すぐさま1ページずつ噛み締めるように2周目を読み終えました。

アルプス席の母【早見 和真】 2025年本屋大賞ノミネート作品です。

『アルプス席の母』は、甲子園という夢に向かう息子を「アルプス席(応援席)」から見つめる母親の物語です。

子供の純粋な努力の裏で、大人の思惑やドロドロした事情が交差する描写には、胸が締め付けられる思いでした。

子供はただ、純粋に夢に向かって日々努力しているだけなのに。
そこに介在する大人の事情や、何とも言いようのない感情。

スポーツで全国大会を目指すわが家の息子たちと重ね合わせ、
これほどまでに共感できる一冊に出会えたことに感謝しました。

保護者との付き合いも疲れる時がある。。
とても共感してしまいました。

中学受験とスポーツ、どちらも「アルプス席」で見守る日々

わが家の長男はかつてスポーツで全国大会に出場し、今は中学受験を経て私立中学に通っています。
そして次男は、偏差値35からの受験挑戦中でありながら、
今も「もう一度スポーツで全国大会へ行きたい」という夢を追いかけています。

この本は、多くの中学校で入試問題(国語)として採用されました。

それはきっと、登場人物たちの心の機微が、
受験生である子供たちにとっても、支える親にとっても、痛いほどリアルだからでしょう。

スポーツの試合会場も、中学受験の試験会場も、親にとっては「アルプス席」です。
コートの中や教室の中に入って、代わりに戦うことはできません。

ただ外から祈り、見守り、最高の結果が出ることを願うことしかできない。
その「無力感」と「必死さ」の狭間で揺れる母親の気持ちを、早見和真さんは見事に描き切ってくれました。

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最後に伝えたい「アルプス席から見える宝物」

本を読み終えて、涙を拭いたあとに残ったのは、清々しいほどの「覚悟」でした。

確かに男の子の育児はハードだし、親の思うようにはいかないことばかり。
でも、彼らが夢中に泥をはね散らかして進む姿を一番近くで見られる特権は、何物にも代えがたい宝物です。

「本当は女の子のママが良かった」なんて思わなくていい。
この本を読めば迷いや葛藤、子供を想うからこそ生まれる大切な愛おしさだと気づかせてくれます。

アルプス席は、主役になれなかった人の場所ではありません。
誰よりも熱く、誰よりも強く子供を信じる人が立てる、最高の特等席。

今日も泥だらけのユニフォームを洗い、明日もまた「頑張れ」と背中を押す。
そんな当たり前で、でも奇跡のような毎日を、これからも大切にアップデートしていきたい。
息子と過ごす1日を大切にしていきたい。
そう心から思えた読書体験でした。

そして最後には、きっとこう叫びたくなるはずです。
男の子の母親って、最高だね!!」と。

まとめ

同じように、子どもの夢や中学受験に伴走してヘトヘトになっているお母さん。
ぜひ一度、この本を手に取ってみてください。
流した涙の分だけ、明日からの景色が少しだけ優しく見えるはずですよ。


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この記事を書いた人

さかなのアジが好きなアジ子と申します。
子育てしながら毎日を楽しんでいます。
家事や子どものこと、副業にも興味があり挑戦中です。
自分の時間も大切にしつつ、小さな一歩を大切にとりあえずやってみよう!を心がけています。

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